2015年12月15日火曜日

鶏豚きっちん 渋谷道玄坂店(渋谷区道玄坂)

珍しい肉をつまみに酒を愉しめる店があると聞いて、やってたのは渋谷道玄坂。JRのハチ公口から坂の左側を上がっていくのですが、ビルの1階とはいえ奥にあるので、素通りしないよう注意してください。


入り口の看板が手作りっぽく、若者系の酒場なのかなと、いぶかしがりながらドアを開けると、店内は間仕切りで囲まれたテーブル席、奥の厨房に向かってカウンター、壁側には個室。客層は渋谷らしい若者もいれば、女子会、仕事帰りの会社員、中高年と幅広いですね。

 

元気な店員にテーブル席をすすめられ、まずはメニューのチェック。ドリンクは大衆酒場に比べると100円くらい高めかな。食べ物は写真付きでにぎやか。どうやら割引クーポンを使った宴会系が人気のようです。さすが、若者の街の酒場ですね。お目当ての肉系メニューには、鶏肉のいろんな部所の刺身、イベリコ豚、馬肉、そして初めて見るダチョウがあります。大きな卵を使ったオムレツなんてのは、テレビ番組で見かけたことがありますが、肉も食べるんですね。

ダチョウ(タタキ750円、ユッケ750円)

角ハイボールをグビッとやりながら待っていると、運ばれてきたのはダチョウのタタキです。表面を軽く炙ってあり、見た目は言われなければ牛肉だと思ってしまいそう。ほとんど脂身がない赤身で、ちょいと甘めのタレにつけて食べると、想像していたよりも柔らかい。味も鶏肉というよりも牛肉に近いような気がしますが、噛むほどに独特なクセがじんわりと口の中に広がります。これなら、ハイボールはもちろん、焼酎にも合いそう。

ジャンボハイボール 900円角ハイボール 400円
レッドホット鶏ペッパーズ 600円

価格は倍ですが、ノーマルの倍以上(上の写真参照)大きなジョッキに入ったハイボールは迫力も飲みごたえも満点。つまみはロック好きならニヤリとしてしまう、某バンド名そっくり。名前も奇抜ですが、入ってくる容器にもビックリ。チリペッパーをまぶした唐揚げが、なんと壺に入って運ばれてきます。

つくね(卵黄タレ・おろしポン酢・辛味噌・チーズ・韮マヨネーズ・ネギまみれ・梅肉醤)500円

他の客のほとんどが注文していたつくねは、いろんな味付けを選べるのですが、定番っぽい卵黄タレでお願いしました。ミニハンバーグみたいな大きさですが、食感がフワフワしています。こんなつくねは食べたことがありません。味付けはあっさりしていて、他の味付けも試したくなりますね。聞けば盛り合わせ(980円)もあるらしいので、グループだったらコチラをおすすめします。

クリームポテトサラダ 500円

クリームポテトサラダはオッサンにはバツが悪くなってしまいそうなオシャレな盛り付け。マヨネーズ控えめで優しい味ですね。出し巻は鶏ガラを使ったタレが深い味わいで、これを小さじでチビチビすくいながらだったら、ハイボールをジョッキで1杯はイケるかな、なんてセコいことを考えてしまいました。

ちなみに看板に書いてあった「大阪布施出身」について会計するときに聞いてみたのですが、大阪では焼き物系酒場など10種以上の店舗展開しているチェーン店なんだそうです。大阪系酒場チェーンは串揚げ屋だけじゃあなかったんですね。


●鶏豚きっちん 渋谷道玄坂店
営業時間 17:00〜25:00
定休日 日曜日
住所 東京都渋谷区道玄坂2-10-10 世界堂ビル1F(JR渋谷駅ハチ公口から徒歩約5分)
連絡先 03-6416-1173


(GOT『ズバ! 風俗情報』居酒屋特集/2014年3月22日取材、2014年4月11日更新分を再編集)

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