焼鳥どん（北区滝野川）

旨い焼鳥と煮込みが食べられるという噂を耳にして、やってきました板橋へ。池袋から埼京線で一駅です。東口に出てたら、近藤勇と土方歳三の墓所をチラ見しながら左へ。

　

「さくら通り商栄会」をまっすぐ進み、突き当たったら右へ。コンビニを過ぎたら左曲がり、「きつね塚通り」に入るとすぐの所に「炭火80円やきとり」と書かれた看板を発見。最寄り駅は板橋区ですが、所在地は北区です。

　

階段をトントンと上って2階のお店に入ると、店内は左にテーブルが3卓、正面の壁向きに4人座れるカウンター、右の厨房向きに2人座れるカウンター。開店時間直後なのに既に客でいっぱいです。

運良くカウンターの一席に座ることができ、とりあえず生ビールを注文。キリンのハートランドとは珍しいですね。各席から注文が次々と飛び交っていて面食らいましたが、店員さんと目が合うと優しい笑顔で注文を聞きに来てくれます。

串(鶏＝濃厚トロレバー/つくね/せせり/ささみ/ささみわさび/もも/皮/砂肝　豚＝シロトロ/かしらあぶら/タン/ハツ/小腸あぶら/ハラミ/バラ/バラわさび/かしら　野菜＝プチトマト/しいたけ 各1本80円

まずは串焼きということで、ささみわさびは甘みを感じる肉質でふっくらした食感。砂肝は歯ごたえが愉しく、塩具合もバッチリ。

濃厚トロレバーはその名の通り、トロッとした食感を残した焼き具合で濃厚な味わい。ぬふーっと鼻息荒くなってしまう旨さです。

大葉と胡麻が入ったつくねは、まん丸なのが串に2個。甘さ控えめのタレ味で、ふっくらした食感。ホロッと口の中で崩れていきます。

八丈 情け嶋･ロック380円、鶏マヨスペシャル380円

焼酎はなににしようかと、メニューを見てみると、都内の酒場ではあまり見かけない、八丈島産の情け嶋を発券。口当たりよく、麦の甘みをしっかり感じられる個性的な麦焼酎です。つまみは鶏唐揚げのマヨネーズ和え。中華料理の海老マヨネーズ和えのような、ちょいと甘めの味付けです。カロリーが高そうですが、そんなのおかまいなしで熱々を味わいましょう。

シャリ酎(シャリ生レモン/シャリバイス/シャリザクロ/シャリウーロン/シャリトマト 各380円。シャリホッピー 白･黒 各380円 ※外200円/中180円)。センベロ(生レモン/バイス/ザクロ 各380円。ホッピー 白･黒 各380円 ※外200円/中180円)。

お次はサッパリ系が欲しくなり、バイスサワーにしようとお願いすると「シャリ酎とセンベロのどっちにしますか？」と確認されます。「シャリ酎」は焼酎を凍らせてシャーベット状になったもの、「センベロ」はしっかり酔える量の焼酎のことらしいので、お腹が弱くて冷たいものを飲むと下してしまうオッサンは「センベロ」をチョイス。中身の焼酎は氷が少ないのにジョッキの3分の2くらい入ってますね。これで380円とは、たしかにセンベロ酒場クラスのお得感があります。

鶏の煮込み380円

次のつまみは名物の鶏の煮込みにしましょう。煮込みにしては大きめの丼の中身は大ぶりな鶏肉が3切れ、トッピングは刻み長ネギと海苔。見た目は鶏だし汁のラーメンみたい。レンゲを使って鶏肉を持ち上げ、ガブリとやると、熱々で柔らかくて旨〜い！　鶏の脂と黒胡椒のコンビネーションもナイスです。スープはコッテリしてそうですが、思ったよりもアッサリしていて、ペロリと一杯食べてしまいました。煮込みスペシャルを注文すると、ご飯がついてくるのも納得の旨さです。コレは癖になりそう。

かぶ味噌250円

肉ばかりだと良くないと注文した、かぶ味噌は甘辛い味噌が美味しくて、バランスよく酒を愉しむことができました。予約なしで来店して、満席で空き待ちする客が少なくなかったので、電話で確認してから行ったほうがいいかもしれません。

●焼鳥どん
営業時間　（月〜金）17:00〜23:30（土･祝）17:00〜23:00
定休日　日曜日
住所　東京都北区滝野川6-83-3 黒田ビル 2F（板橋駅東口から徒歩約3分）
連絡先　03-3949-4326


（GOT『ズバ! 風俗情報』居酒屋特集／2014年3月21日取材、2014年3月28日更新分を再編集）