2015年6月17日水曜日

立ち呑み酒場 一(ピン)(千代田区神田駿河台)

御茶ノ水といえば楽器と中古レコード(今はCDですね)の街という印象ですが、酒場だって表通りから路地裏まで、探せば良い店がある街なんです。今回はまさに探し当てるという言葉がピッタリな店。御茶ノ水の駅を出て横断歩道を渡り、駿河台の坂道を下らずに左へ。


しかし、通りこしてしまったのか、住所を頼りに探しても見つかりません。もう一度駅前に戻り、今度は最初の角から注意して歩くと、酒場とはまったく関係ない薬局の壁に店へ誘導する看板を発見。「左に八歩 脇道に入る 酒場在り」と書いてあります。左ってことはさっき通った方向です。試しに八歩進んでみると、たしかに金券屋とパン屋の間に見逃してしまうのもしょうがないってくらい細い路地がありました。奥に酒場の灯りが見えます。宝探し気分でワクワクしながら店に入ると、1階は丸テーブルとカウンターの立ち飲みスペース、2階は20人くらい収容できそうな座って飲めるテーブル席です。


角ハイボール330円(とりあえず角ハイボール・入店後一杯目に限り300円)

すでに客であふれていますが、なんとかカウンターに一人分のスペースを確保。壁のドリンクメニューを見ると、いろんなハイボールの名前が並んでいて、まずは定番の角ハイボールを注文。酒が出てくるのを待ちながら店内を見渡すと、丸テーブルの上には電車の吊革がぶら下がっています。これに掴まって飲んでいる客もいますね。通勤とは違って愉しそう。


そして、もっと上の見上げると、なんと角瓶で作ったシャンデリアがぶら下がっているじゃないですか。角ハイボール愛好家じゃなくてもニヤリとしそうなくらい壮観です。



つまみのメニューをチェックすると、日替わりの料理が充実していて、刺身に串焼き、揚げ物、凝ってそうな肉料理もあって迷ってしまいます。

チャーシューねぎまみれ380円
大人のポテトサラダ350円
定番メニューのチャーシューねぎまみれは、たっぷり盛られた長ねぎ、アサツキ、玉ねぎの下に柔らかくて肉厚のチャーシュが隠れていて、秘伝のタレが絶妙。大人のポテトサラダはスパイシーな味わいで薄いオレンジ色。半熟の目玉焼きとガーリックがのっています。前半はスプーンで端っこから、後半はかき混ぜて食べましょう。

レバー串とハツ串盛り合わせ280円
串焼きはレバーとハツの盛り合わせ。レバーはねっとり甘く、ハツはプリップリの食感。肉料理が充実している店だけあって新鮮ですね。

若鶏の竜田揚げ おろしポン酢/南蛮タルタル 各390円
竜田揚げはジョッキと見比べればわかると思うのですがもの凄いボリュームです。二人連れ客が食べていて、てっきり二人前だと思っていた量が実はこの一人前だったんです。正直、オッサンにはツライ量で目を白黒させながら完食しました。

浅漬け270円
口直しに注文した浅漬はいろんな野菜が入っていてお値段以上の価値あり。大満足です。どの料理も価格から想像するよりボリュームが多めなので、他の席に運ばれていく料理をチェックしつつ注文することをオススメしときます。

●立ち呑み酒場 一(ピン)
営業時間 18:00〜23:30
定休日 日・祝日
住所 東京都千代田区神田駿河台2-4(JR御茶ノ水駅より徒歩約1分)
連絡先 03-3518-2523

(GOT『ズバ! 風俗情報』居酒屋特集/2013年12月18日取材、2014年1月10日更新分を再編集)

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