2015年2月10日火曜日

いせや総本店 公園店(武蔵野市吉祥寺南)

吉祥寺で昼酒できる店といえば、町のランドマーク的な存在でもある「いせや」です。本店に続き、支店の公園店も店舗の老朽化や耐震などの関係から建てなおされたのですが、先日(2013年9月11日)、リニューアルオープンしたそうなので、見物がてら行ってきました。吉祥寺駅の公園口に出て井の頭通りの横断歩道を渡り、右手に進んだら丸井の脇を左に曲がり、井の頭公園へ向かう道を進むと、飲兵衛たちの喧騒と串焼きの煙が染み込んだ店舗があった場所へ。


2012年の7月頃、旧店舗が取り壊される直前は、昭和の風情が香る建物との別れを惜しむ客が多く、入店待ちの長い行列ができるほどでした。しかし、そこにある建物はノスタルジックな思い出を一切取りはらった高級感のあるたたずまい。正面の焼き場がなかったら割烹に見間違えるかも。本店はかろうじて1階に旧店舗の雰囲気を残していましたが、公園店はガラリと変えてしまったようですね。



その変貌っぷりにたじろぎつつ中に入ると、内装はさらにオシャレ。大きな窓の向こうには井の頭公園の緑が広がり、窓辺の席はカウンター。テーブル席がズラリと奥まで並び、道路沿いの席は小上がりの座敷になっています。地下と2階にも席があるそうなので、かなりの人数の客を迎え入れることができそうですね。

ビール(大ビン)500円 
手作りシューマイ330円
昼酒をたしなみ中の老紳士が座っているテーブルに相席させてもらい、まずは赤星(サッポロラガービール)と定番メニューのシューマイを注文。日替わりの「お愉しみ品」メニューは残念ながらまだないそうです。ビールをグラス1杯も飲まないうちに運ばれてきたシューマイは改装前と変わらず、お肉たっぷりでジューシー。お酢とカラシが合いますね。

レバー、シロ各80円
ポテトサラダ300円
続いて、これまた定番の焼き物からレバーとシロをタレ焼きで。ふっくら柔らかい焼き上がりで、これはレベルアップしているかも。ポテトサラダはまわりが赤いタイプのハムが入っていて、コクのある味わいで酒が進みます。

焼酎220円、タンサン(レモン付き)120円
自家製中華ガツ330円
酎ハイは単品で酎ハイもあるのですが、目の前でコップに注がれた焼酎と炭酸を氷入りのジョッキに注いで作った方がお得です。ジョッキにたっぷりとはいきませんが、だいたい2杯分は愉しめます。ガツはミノのカラシ和えで、下処理されて柔らかいガツが甘酸っぱくて、ちょっとピリッとします。

建物の風情はなくなってしまいましたが、馴染みの味はしっかりと残されているし、接客が丁寧になっています。これからも昼間からのんびりした時間と空間を愉しみながら酔わせてもらうことになりそうですね。


●いせや総本店 公園店
営業時間 12:00〜22:00
定休日 月曜日
住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-15-8(吉祥寺駅公園口から徒歩約5分)
連絡先 0422-43-2806

(GOT『ズバ! 風俗情報』居酒屋特集/2013年10月11日取材、10月18日更新分を再編集)

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