2016年7月20日水曜日

久留米ぶらぶら角打ち散歩

森川酒店〜堀川酒店〜ことぶきや酒店〜新屋商店


久留米市の酒場の魅力のひとつに「角打ち」があります。僕が確認できているうちですが、西鉄久留米駅から徒歩圏内に4軒あります。今回は駅から散歩しているような気分で各店の紹介しましょう


【2019年2月末閉店】森川酒店(久留米市東町)

西鉄久留米駅の改札からエスカレーターを降り、左のタクシー乗り場とスーパー「タミー」沿いに歩くと、横断歩道越しに見えるのが「森川酒店」の暖簾です。瓶ビールはアサヒのドライと黒ビール、サッポロ黒生と赤星、ハートランド(種類によって小、中、大瓶あり)、生はカールスバーグ。他にも発泡酒の缶もあるみたい。日本酒、ワインは量り売り、焼酎は量り売りとカップ酒。バーボンやスコッチなど、洋酒類も充実していて、こちらも量り売り。ツマミは日替わりの手作り惣菜、乾き物など。向かって左には系列店「角打ちBarオリーブ」で、女性も入りやすい立ち飲み屋。







追記2018.12.2)
中外システムの酎ハイが飲めるようになったそうです。宝焼酎コップ1杯とウイルキンソンの炭酸のセットで、レモンはサービス


森川酒店
久留米市東町40-15 森川ビル 1F
0942-32-7016
営業時間 17時〜22時 
定休日 日曜祝日


堀川酒店(久留米市六ツ門町)

一番街のアーケードを抜け、二番街に入って、シティプラザの手前の左側にあるのが「堀川酒店」です。見逃してしまいそうな小体な店舗ですが、昼間からカウンターで飲んでいる飲兵衛を見かけます。冷蔵ケースからビール類を自分で取り出して飲みます。お店オリジナルブランドの日本酒「保利川」の量り売りもあります。





堀川酒店
久留米市六ツ門町21-1
0942-32-9685
営業時間 10時〜19時 
定休日 金曜日


【2023年9月15日閉店】ことぶきや酒店(久留米市六ツ門町)

二番街のアーケードから左に1本外れた路地にあるのが「ことぶきや酒店」です。いろんな情報誌やサイトで紹介されているみたいですね。手前にカウンター、奥に大テーブルがあって、冷蔵ケースからビールなどを自分で取り出し、お店の方に申告します。日本酒と焼酎は量り売りです。ウイスキーの中瓶もあるみたい。ツマミは乾き物、スナック類など。





ことぶきや酒店
久留米市六ツ門町11-10
0942-34-0326
営業時間 月〜土)10時〜22時 日祝)16時〜21時
定休日 無休ですが、日曜日は休んでいることもあるようです


【2025年2月末閉店予定】新屋商店(久留米市本町)

池町川沿いに歩き、日吉町に向かってカーブするところを逆に左に曲がり小頭通りを越えると、ちょいと古めかしい酒屋「新屋(しんや)商店」が見えてきます。向かって右が店舗販売と配達用、左が角打ちです。4年前に角打ちを復活させ、店主手作りの生ビールサーバが名物。ウイスキー類以外は量り売りしていなくて、角打ちには珍しいボトルキープができます。氷、水などのセット類は無料。ツマミは缶詰と乾き物。主にカウンターを切り回しているのは店主の妹さん。







新屋商店
久留米市本町3-14
0942-32-2809
営業時間 15時〜19時
定休日 日祝日、月曜日


各店それぞれの魅力も紹介したいところですが、機会を作って、またいずれ


2016年7月3日日曜日

お酒もツマミも充実している、午前中から飲める、明るい雰囲気の角打ち

小谷酒舗(福岡市中央区大名)

トイレがウオッシュレットで清潔なのもオススメのポイント





前回の食堂酒のあと、ちょいと時間に余裕があったので、近くをブラリと歩いていると、酔っぱらいの若者グループと遭遇。どうやら目の前の酒屋から出てきたらしく、店内を覗いてみると角打ちになってました。それなら僕の飲ませてもらいましょうと店内に入ると、向かって右が壁沿いにカウンター、フロアには丸テーブルが並んでいます。酒は奥の棚と冷蔵ケースにあって、まずはサッポロ黒ラベルの350ml缶をチョイス。缶には博多山笠が描かれていて、嬉しくなってしまします。



壁に貼られたメニューには、お酒、焼酎、ワインなどの銘柄がズラリ。あと、ツマミも充実していて、角打ちっていうより、酒が充実した立ち飲み屋って感じですね。シウマイを注文したら、肉感たっぷりでビールに合うのなんの。


焼酎はだいたい一杯で300円から。大好きな黒糖焼酎「まんこい」も300円で飲めるなんて嬉しいじゃありませんか。ロックで注文したら、グラスにたっぷり注がれていて、さらに嬉しいじゃありませんか。



お店の方に訊いたら、午前10時から営業されているそうで、天神の駅から歩いて10分以内に、昼酒の選択肢が増えたのは有り難い。



オッサンだけでなく若い客層も多く、トイレだって角打ちとは思えない美しさなんで、カップルでも入りやすそうですね。



小谷酒舗
福岡市中央区大名1丁目11−13−1F
092-741-2924
http://kotani-saketen.com/
営業時間 平日) 10:00〜23:00 土)10:00〜21:00 祝)12:00〜18:00
定休日 日曜日


天神の駅から歩いて行ける、昼酒が愉しい食堂

一膳めし 青木堂(福岡市中央区大名)

ガラスケースに並んだ小皿のオカズを選んで昼間っから食堂酒


食事する客で賑わっている飯時に酒を注文するのは野暮な感じがしますが、ちょいとユルい時間が流れてそうな「おやつどき」だったら、オッサンだって食堂でお酒のツマミっていう「オトナのおやつ」をいただきたい。そんなわけで、今回はそんな中途半端な時間帯でも、中休みしないで営業している有り難い食堂に行ってきました。




西鉄の駅ビルから警固公園側に出て、バーニーズとドコモショップの間の路地を大名方面へ。オシャレな服屋や雑貨屋が軒を並べている通りを8分位歩くと突き当りで、ちょいと目線を右にやると、そこには、さっきまで眺めていた店とは異次元な、「一膳めし」という暖簾を掲げた庶民的な食堂。店頭にはメニューが掲示してあって安心ですね。




ガラリとガラス戸を開けると、左の壁沿いにカウンター、中央に大きなテーブル、右に二人だとちょいと狭そうな小さなテーブルが並んでいます。右奥にはガラスケースがあって、どうやら、おかずが並んでいるみたい。


まずはカウンターの一席を確保して、柔らかな笑顔が素敵なお姉さんに瓶ビールを注文。ではではとガラスケースをチェックしに行くと、揚げ物、煮物、炒めものなど、ご飯を食べるのにも、お酒を飲むのにも心強そうな料理が小ぶりな皿に盛られて並んでいます。その中から、まずは茄子にひき肉を挟んで揚げたやつをチョイス。スパサラが添えてあるのがポイント高いですね。お姉さんに「(レンジで)温めますか?」と聞かれるので、それはお好みでどーぞ。


ビールをすすり、ちょいと甘めに味付けされたひき肉が挟まれた茄子をかじりつつ、壁に貼ってあるメニューを眺めます。ビール、お酒、焼酎、ハイボールの下に酎ハイ類が並んでいて、久しぶりにシンプルでドライな酎ハイを飲めるかと、一瞬期待したけど、残念ながらフルーツ系コンクが入っているタイプらしく、妥協してウーロンハイ、そしてハムエッグを注文。


ハムエッグはガラスケースに入っているのがハーフサイズで玉子1個にハム2枚。注文して焼いてもらうのは玉子2個にハム4枚みたい。一人ならハーフサイズで十分だったのですが、タイミング悪くケースに並んでいなかったので、焼いてもらうことにしました。まあ、焼きたてを食べられるんだから、良しとしましょう。僕にとって、ハムエッグは食堂酒のつまみの四番バッター級の存在で、絶大な信頼をおいているです。焼き具合は黄身がトロリとした半熟具合いで、白身やハム、添えてあるキャベツの千切りを絡めながら愉しみます。こういうときの味付けはソースか醤油か迷いますが、今回は醤油でいただきました。


ウーロンハイは焼酎が乙類だったのと、量がさほど多くなかったため、あまり酔える気がしなかったので、早めに路線変更して、雲海のロックを注文し、ガラスケースからはイカとキュウリと春雨の酢の物をチョイス。さすが本格焼酎が主流の街、残念ながら甲類焼酎たっぷりな酎ハイには出会えなかったけど、どストレートに焼酎を注文すれば、お安く、しっかり酔えそうです。

焼酎といえば、テーブル席で飲んでいた中年男性の2人連れが、キープボトルを出してくれとお姉さんに頼んでいて、へえ、食堂なのにキープもできるのかと驚いていたら、なんとそのボトルが一升瓶で、さらに驚いてしまいました。うーーん、こんな食堂が生活圏にある飲兵衛が羨ましい!


一膳めし 青木堂

福岡県福岡市中央区大名1-11-28
092-751-0144
営業時間 月〜土) 8:30〜21:00 祝)11:00〜17:00
定休日 日曜日


2016年1月29日金曜日

久留米は昼間っからハシゴ酒できる町なんです!(その3 東和ラーメン)

3軒ハシゴしたけど、飲んだのは瓶ビール3本。ちょいと酔い足らないので、もう1軒、酒場じゃないけど行っちゃいましょう。


東和ラーメン(久留米市東和町)

とんこつラーメンよりも焼き飯と酒のつまみが人気!? 昭和な雰囲気のラーメン店


西鉄久留米駅の反対側、「大喜」の店舗の背面を確認しつつ、百貨店「岩田屋」の本館と新館の間を抜け、横断歩道で国道3号線を渡ると、ちょいと右へ南下。東和町の信号から左に曲がると、右手から香ってくるのは、「東和ラーメン」のとんこつ臭。


ガラリとガラス戸を開けると、まるでタイムスリップしたみたいな昭和の雰囲気。向かって右手がラーメン屋らしい赤いテーブル席、左手がカウンター席と厨房です。ドンと置かれた液晶テレビが、逆に未来から昭和にやって来たみたいですね。



15時という、飲食店にとって半端な時間だったせいか、テレビの前の席に座って新聞を眺めていた店主は、不意をつかれたように立ち上がり、厨房へ戻っていきます。
席に着くと、まずは瓶ビールと焼き餃子。1軒につき1瓶ビールのペースを維持しております。


この店については、地元の方たちに何度か話を訊いたことがあって、口を揃えて「ラーメンは食べない」「焼き飯は美味しい」「酒のつまみは悪くない」という、妙に否定的な言葉が出てきます。どうやら、ここのラーメンは久留米の方々のお口には合わないようなのですが、僕とウチの奥さまは、わりと気に入っているんですよね。まだ、ちゃあんと把握してないのですが、現在の久留米の主流の店、流行っている店のラーメンって、当時高校生だった僕が美味しいと感じていたラーメンより、上品でやさしい味のような気がします。また、久留米で育った人たちと、関東でとんこつラーメンの味を覚えた奥さまとも、好みが違っているのかもしれませんね。

ビール450円、餃子350円


閑話休題、ビールをすすりながら待っていると、数分で焼き餃子が到着。テッパンの組み合わせですからね、たとえ好みではない銘柄のビールでも、熱々の餃子がつまみなら美味しく感じます。テーブルの上には、とんこつラーメン屋らしく、紅生姜と高菜漬け、さらに、つぼ漬けが置いてあります。取り出す用の箸もトングも匙もないので、もう1本箸を割って、餃子の皿に盛り、つまみの戦力として参加させます。


このままでも飲みすすめることができるのですが、そろそろビールに飽きてきたし、焼酎のお湯割りを頼むついでに、ホルモン炒めを注文しちゃいましょう。
無口ではありますが、厨房での店主の動きはテキパキしていて、ジャッと炒める音がしたかと思うと、ホルモンのワイルドな匂いが(褒めてますよ)カウンター越しにしてきます。

焼酎お湯割り250円、ホルモン350円


テーブルに運ばれてきたホルモン炒めは、想像以上に色濃いタレがからまっていて、水切りがあまりよろしくないレタスから滴る水と、皿の上の結界を争っています。
グビリと焼酎のお湯割りをやり、ホルモンを一口食べると、やっぱりホルモン臭い! 期待通り!! いやね、繰り返しますが、褒めているんですよ。でも、ホルモンに慣れていない人だと、ちょいと尻込みするかもしれませんが……。その場合は、野菜炒めがありますので、ご安心を。

そんなわけで、瓶ビール1本、焼酎お湯割り2杯をゆるゆるっと愉しんだ午後3時過ぎなのでした。


東和ラーメン

久留米市東和町6-3

0942-36-0526
営業時間 11時〜24時 年中無休 たまに休みます



ちなみに、別の日に食べた、ラーメン定食、550円です、

2016年1月28日木曜日

【改装→大幅縮小→改装&改名】久留米は昼間っからハシゴ酒できる町なんです!(その2 ひゃくねん 元・立飲み処 大喜)

からあげ&バル ひゃくねん(久留米市東町)

改札出たら3分、バスを降りたら30秒で酒にありつける駅ビルの立ち飲み屋


【追記2018.07.26】
2017年4月に店名を変えてリニューアル。当初は“からあげ&バル”という名前から敬遠していたのですが、6月あたりに行ってみると、以前のような、おっさんたちがリラックスして飲める、いい感じの立ち飲み屋に戻っていました。いや、戻ったというよりも、客との絶妙な距離感やサービスは、おっさんのツボを突いていて、進化したと言ってもいいでしょう。



ポテサラの味変には、醤油、ソースのほか、カレーパウダーも使える


メニューは2107年12月時点のものです

からあげ&バル ひゃくねん

久留米市東町316-2
営業時間 月〜金 10時30分〜22時 土・日・祝日 10時30分〜20時30分




【追記2016.08.18】
改築後の様子を見に行ったら、向かって右に唐揚げや鯖の塩焼きなどのテイクアウト用スペース、左に申し訳程度に立ち飲み用カウンターがありました。バスセンターから丸見えで、オッサン3人くらいしか並べそうにないスペースでなんて、正直、立ち飲みを愉しめそうな気はしません。せめて、上野の「肉の大山」みたいにエントランスを上手く使ったカウンターだったら、揚げ物をツマミにビールを飲めたのになあ……。
別の酒場で訊いたのですが、この店舗は以前から首を傾げたくたるような改築を繰り返してきたそうなので、昼酒愛好家としては、今回は早めの軌道修正を願いたいところですね。





【追記2016.07.28】
数日前から改装中で、どうしたのかと店の脇に貼り紙を見たら、「7月25日から8月16日まで休業」で、「8月17日より唐揚げ、さばの塩焼き等をテイクアウト販売」と書いてある。たしかに、改装している店舗をよく見ると、入り口を塞ぐようにカウンターが作られているではないですか。あー、昼酒の選択肢が減ってしまうんですかねえ……








地下の酒場から地上に戻ってきたら、まだ冬の日差しが傾き始めた午後14時30分。さてと、昼酒ができる酒場がもう一軒あるので、西鉄久留米駅まで戻りましょう。

立飲み処 大喜(久留米市東町)

西鉄久留米駅の西側はバスセンターになっていて、市内だけでなく、うきは、八女、筑後方面などの路線バス、福岡空港行きなどの高速バス、そして、久留米競輪場への無料バスなど、数多くのバス乗り場が並んでます。そこに接する駅ビル1階には、千鳥饅頭、旅行会社、やりうどん、ローソン、ミスタードーナツ、明太子のやまや、公衆トイレ、中華惣菜屋、そして、立ち飲み屋「大喜」が入っています。



ガラス戸は中が見えないよう目隠ししてありますが(昼酒してるのをバス待ち客にジロジロ見られるのはバツが悪いですからね)、足元は見えるようになっていて、先客がいるか確認できます。
店内は向かって右側に横長な白いテーブル席が2つ、左側の壁際に丸いテーブルが2つ。入り口に小さなカウンター。壁にはメニューの短冊と液晶テレビ。奥が厨房になっていて、手前に小皿に盛られた料理が並んでいます。






まずは瓶ビールを注文。普通は450円なのですが、つまみ1品と一緒に頼むと390円になってお得です。そんなわけで、つまみはカウンターのウインナー炒めをチョイス。店員のお姉さんにレンジで温めてもらうことができますが、トッピングの目玉焼きのせっかくの半熟が硬くなってしまい、大後悔。元々、僕はコンビニの弁当を温めずに食べる方なので、そのままで食べればよかった……(涙)。

瓶ビール390円、ウインナー390円


先客は老紳士2人でしたが、あとからバス待ちの三人連れの中年男性客もやってきて、店内は6人も立っていれば、かなり賑やか。
これで久留米競輪場が開催されていると、ギャンブル帰りの客もやってきたりで、ちょいと殺伐な雰囲気も味わえます。
長居する客はあまりなく、おやつ感覚で昼酒を愉しめる酒場ですね。


立飲み処 大喜

久留米市東町316-2
0942-39-8671
営業時間 月〜金 10時〜22時 土・日・祝日 10時〜20時