2016年7月3日日曜日

天神の駅から歩いて行ける、昼酒が愉しい食堂

一膳めし 青木堂(福岡市中央区大名)

ガラスケースに並んだ小皿のオカズを選んで昼間っから食堂酒


食事する客で賑わっている飯時に酒を注文するのは野暮な感じがしますが、ちょいとユルい時間が流れてそうな「おやつどき」だったら、オッサンだって食堂でお酒のツマミっていう「オトナのおやつ」をいただきたい。そんなわけで、今回はそんな中途半端な時間帯でも、中休みしないで営業している有り難い食堂に行ってきました。




西鉄の駅ビルから警固公園側に出て、バーニーズとドコモショップの間の路地を大名方面へ。オシャレな服屋や雑貨屋が軒を並べている通りを8分位歩くと突き当りで、ちょいと目線を右にやると、そこには、さっきまで眺めていた店とは異次元な、「一膳めし」という暖簾を掲げた庶民的な食堂。店頭にはメニューが掲示してあって安心ですね。




ガラリとガラス戸を開けると、左の壁沿いにカウンター、中央に大きなテーブル、右に二人だとちょいと狭そうな小さなテーブルが並んでいます。右奥にはガラスケースがあって、どうやら、おかずが並んでいるみたい。


まずはカウンターの一席を確保して、柔らかな笑顔が素敵なお姉さんに瓶ビールを注文。ではではとガラスケースをチェックしに行くと、揚げ物、煮物、炒めものなど、ご飯を食べるのにも、お酒を飲むのにも心強そうな料理が小ぶりな皿に盛られて並んでいます。その中から、まずは茄子にひき肉を挟んで揚げたやつをチョイス。スパサラが添えてあるのがポイント高いですね。お姉さんに「(レンジで)温めますか?」と聞かれるので、それはお好みでどーぞ。


ビールをすすり、ちょいと甘めに味付けされたひき肉が挟まれた茄子をかじりつつ、壁に貼ってあるメニューを眺めます。ビール、お酒、焼酎、ハイボールの下に酎ハイ類が並んでいて、久しぶりにシンプルでドライな酎ハイを飲めるかと、一瞬期待したけど、残念ながらフルーツ系コンクが入っているタイプらしく、妥協してウーロンハイ、そしてハムエッグを注文。


ハムエッグはガラスケースに入っているのがハーフサイズで玉子1個にハム2枚。注文して焼いてもらうのは玉子2個にハム4枚みたい。一人ならハーフサイズで十分だったのですが、タイミング悪くケースに並んでいなかったので、焼いてもらうことにしました。まあ、焼きたてを食べられるんだから、良しとしましょう。僕にとって、ハムエッグは食堂酒のつまみの四番バッター級の存在で、絶大な信頼をおいているです。焼き具合は黄身がトロリとした半熟具合いで、白身やハム、添えてあるキャベツの千切りを絡めながら愉しみます。こういうときの味付けはソースか醤油か迷いますが、今回は醤油でいただきました。


ウーロンハイは焼酎が乙類だったのと、量がさほど多くなかったため、あまり酔える気がしなかったので、早めに路線変更して、雲海のロックを注文し、ガラスケースからはイカとキュウリと春雨の酢の物をチョイス。さすが本格焼酎が主流の街、残念ながら甲類焼酎たっぷりな酎ハイには出会えなかったけど、どストレートに焼酎を注文すれば、お安く、しっかり酔えそうです。

焼酎といえば、テーブル席で飲んでいた中年男性の2人連れが、キープボトルを出してくれとお姉さんに頼んでいて、へえ、食堂なのにキープもできるのかと驚いていたら、なんとそのボトルが一升瓶で、さらに驚いてしまいました。うーーん、こんな食堂が生活圏にある飲兵衛が羨ましい!


一膳めし 青木堂

福岡県福岡市中央区大名1-11-28
092-751-0144
営業時間 月〜土) 8:30〜21:00 祝)11:00〜17:00
定休日 日曜日


0 件のコメント:

コメントを投稿